理論暗記の基本的なスタンス
税理士試験を受験していると
必ず乗り越えないといけない理論暗記ですが、
今回は、私が受験生時代にやっていた
理論暗記の方法をご紹介します。
結論から言いますと
私は、理論をがっつり一字一句暗記したことは、ありません。
ただし、毎日理論は読んでいました。
例えば最後の科目の相続税法ですが、
私が受験した当時は、
全部で「74題」あったので、
月曜日~金曜日まででこの74題を
読むために、一日10~15題を読み続けていました。
その理論も基本の考え方は、以下の通りです。
- 9~10月:覚えるというよりは、文章構成に慣れる
- 11月:徐々に文章構成のリズムを体に覚えさせる
- 12月:理論の赤文字を覚え始める
- 1~2月:赤文字に加え、覚えた方がいい箇所をマーキング(青マーカー)し、覚える
- 3~4月:赤文字は完璧にし、青マーカーの精度を上げていく
- 5~7月:理論ドクターと合わせて、横の繋がりと柱上げを意識
このようなイメージでやっていました。
ちなみに、受験生時代の理論マスターの
1ページです。
まずは、赤文字を暗記し
次に自分で青マーカーを引いて暗記し
最後に重要度△が
それっぽい事が書ければラッキー
ぐらいで覚えていました。
余白に色々と書いているのは、
理論ドクターの気になる部分や
計算とリンクさせた方が
覚えやすいことを
付け加えています。
理論マスターは、
人それぞれ綺麗に使う人もいれば、
私のように色々書き込む人と
その人その人のやり方が非常に出るかと思います。
(私は、汚いほうかと思います・・・)
基本は全部覚える
受験生によっては、
理論の題数を絞る方もいると思いますが、
私は基本的に全部覚えていました。
なぜなら、
- たとえ重要度が低くても、白紙は避けたい
- ランクが低い理論でも、リズムで覚えればそれっぽい事が書ける気がする
- 万が一書けなくて、また来年という時間的な余裕がなかった
すべてを覚えるのは、
大変だと思う方も多いと思いますが、
文章構成のリズム重視で覚えていたので、
案外覚えられるものでした。
ただし、ランクによる完成度の強弱は当然ありました。
イメージとしては、次の通りです。
- Aランク:ほぼ完ぺき
- Bランク:7割程度かけるように
- Cランク:それっぽいことを作文
このような感じで、強弱を付けていました。
理論暗記の場所
理論暗記は私は主に
通勤のバスの中でやっていました。
片道50分程度はかかるので
往復約2時間は理論を読んでいました。
ですので、仕事が終わってからの時間は、
あまり勉強をしていませんでした。
やったとしても、計算をする程度です。
(その計算も、朝一番に解いた問題の復習などです)
よって、勉強時間は朝一番の計算と
通勤時の理論暗記がメインで
朝会社についた時には、
その日の勉強の8割程度は終わっているので
精神的な安心感もありました。
(仕事が終わった後に勉強しないといけないとなると、
このような精神的な余裕はなかったと思います)
よって、理論暗記は自由に身動きがとれない
時間や隙間時間にするのが
いいかと思います。
まとめ
今回は、理論暗記について
私がやっていた方法をご紹介しました。
理論暗記は、人それぞれ合うやり方が
あると思いますので、
自分のやり方が確立されるまでは
いろんなやり方を試してみるといいと思います。