現金預金残高の基準になる指標
事業をされていると
自身や自社の現金預金残高が
多いのか少ないのかや
適切な金額なのかが
気になるところかと思います。
その判断の基準として
月商を用いる事ができます。
ただし、こちらはあくまで目安ですので
多いから一概にいい訳でもありません。
その計算は以下の通りです。
現金預金の残高を
年間売上げを12で除した金額(=月商)
に対して、何ヶ月分持っているか
を表す指標となります。
なぜ月商を参考とするのか?
当然ですが、
月商が多い会社と
少ない会社では、
仕入の代金や人件費などの
支出の金額も異なります。
また、トータルでは、
月商以上の支払いはできません。
会社は、毎月の売り上げから
仕入代金や人件費、借入金の
返済を行っており、
この売り上げを上回って
支払いをしていれば、
資金はショートしてしまいます。
では、何ヶ月分持っていればいいかですが、
目安としては、以下の通りです。
基準:1.5ヶ月~2ヶ月
最低限:1ヶ月
安全経営:2ヶ月~3ヶ月
危険水域:0.5ヶ月以下
基準としては、
1.5ヶ月から2ヶ月分は
残高として持つようにしましょう。
月商が100万円であれば、
150万円から200万円を
常に残高として持つようにし、
できれば、200万円から300万円の
残高があれば、
安定した経営ができる水準になります。
逆に1ヶ月分を切った状態であれば
少ない状態となっておりますので、
早めの対策をすることが
重要となります。
では、現金預金を増やす方法ですが、
利益を出したり、
増資など
色々な方法が考えられますが、
一番早い方法は
金融機関からの借入れ
となります。
まとめ
今回は、現金預金の残高に
ついてご紹介しました。
現在は、経済がまだまだ
不安定な状態ですので、
少し多めに
現金預金残高を
手当てするようにしましょう。