1月は準備からスタート
2022年も始まり、
2021年分の確定申告も来月からスタートします。
今回は、フリーランスの確定申告の準備についてです。
まずは、フリーランスの方は
所得税の「事業所得」に該当します。
事業所得は、以下により計算します。
事業所得 = 総収入金額 - 必要経費
よって、収入に関する資料と必要経費に関する資料を準備することとなります。
それとは別に、所得税で必要経費と同じような取り扱いをする(所得控除といいます)
費用に関する資料も準備する必要があります。
収入に関する資料
資料の収集は、業種によって様々ですので、
主な業種ごとに紹介します。
【物を仕入れて売る業種(小売業)】
・請求書控え、納品書
・POSレジロールペーパー
【物を作って売る業種(製造業)】
・請求書控え、検収書
・納品書
【サービスを提供する業種(サービス業)】
・契約書
・支払明細書
・クレジットカード決済明細
上記のように、業種によって様々ですし、
取引先によっても違いますので、
迷う場合は、保管しておくことをお勧めします。
必要経費に関する資料
必要経費に必要な資料は、業種に関係なく主なものを紹介します。
【仕入れに関する資料】
・納品書、請求書
・棚卸表、在庫表
【経費に関する資料】
・領収書
・請求書
・クレジットカード明細
・給与明細、賃金台帳
【減価償却が必要な資産(10万円以上)の資料】
・請求書、購入明細書
→取得年月日や耐用年数が必要ですので、詳細な内容のわかる明細書は必ず取得しましょう
【按分が必要な費用】
・自宅兼事務所
・通信費
・水道光熱費
・ガソリン代
→面積や使用割合を整理しましょう(使用日数や使用時間等)
所得控除の資料
最後に、所得税では必要経費と同じような取り扱いをする
所得控除に必要な資料の収集です。
・小規模企業共済、iDeCo:掛金払込証明書
・国民健康保険:納入証明書、領収書
・国民年金:控除証明書
・生命保険:控除証明書
・地震保険:控除証明書
・医療費:領収書
・寄附金:寄附金受領証明書
まとめ
2月より確定申告が始まりますので、
資料収集は早めに取り掛かり
時間に余裕を持って、申告を行いましょう。