電子申告の選択肢
令和3年分の確定申告について
もうすぐ本格的に始まりますが、
今年、e-Taxを利用して電子申告を
することを予定している場合に、
その選択できる方法をご紹介します。
現在、e-Taxを行う場合に
提出方法で選択できるのは、以下の4つです。
- マイナンバーカード方式(2次元バーコード)
- マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)
- ID・パスワード方式
- 印刷して提出
それぞれ、順をおって紹介致します。
マイナンバーカード方式(2次元バーコード)
マイナンバーカードと
マイナンバーカードの読み取りができる
スマートフォンを持っている場合は、
2次元バーコードを使用して提出ができます。
事前に準備するものは、以下の通りです。
- マイナンバーカード
- スマートフォン
- パソコン
パソコンで入力した確定申告データに
スマートフォンで2次元バーコードを
読み取って送信する方法です。
手順は、大まかに以下の通りです。
- パソコン画面上の2次元バーコードをスマートフォンで読み取り
- マイナポータルアプリをインストール
- アプリを起動し、パソコンの2次元バーコードを読み取り
- マイナンバーカードを読み取り→e-Tax登録
- パソコンで確定申告情報を入力
- 3と4の方法と同様の操作で送信
このような流れで進めていきます。
令和4年1月から利用できるようになった
機能ですが、利便性は非常に良くなったと思います。
以前のICカードリーダライタに比べ
- 事前準備はアプリのみ
- ICカードリーダライタの購入も不要
なお、確定申告書を送信した後に
送付書を印刷して
付属する資料を紙により郵送することも可能です。
よって、前回のブログでご紹介しました
住宅ローン控除を受ける方が
e-Taxで確定申告書を提出し
契約書等の写しを紙で郵送することもできます。
なお、国税庁では導入に関して
動画を公開しておりますので、参考になるかと思います。
パソコン申告(パソコンとスマホでe-Tax送信) – YouTube
マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)
こちらは従来より利用できておりましたが、
必要なものは以下の通りです。
- マイナンバーカード
- ICカードリーダライタ
- パソコン
先述の2次元バーコードとの違いは
マイナンバーカードの読み取りが
スマートフォンかICカードリーダライタか
という事になります。
よって、事前にICカードリーダライタの購入と
パソコンへの設定が必要となります。
読み取り方法以外は
特に2次元バーコードとの
違いはありません。
ID・パスワード方式
マイナンバーカードを持っていない方で
e-Taxにより確定申告書の送信を行いたい方が
唯一、選択できる方法となります。
こちらは、事前に税務署で発行された
IDとパスワードが必要となります。
必ず、税務署に出向く必要があり、
準備には時間がかかりますので
早めに準備することが必要です。
また、マイナンバーカード普及するまでの
暫定措置ですので、
いつまで利用できるは、不透明となります。
可能な限り、マイナンバーカードを
利用する方法を検討すべきかと思います。
印刷して提出
最後の方法は
作成した申告書を印刷して
郵送か持参する方法です。
パソコンとプリンタがあればできますので、
今までの3つの方法がいずれも難しい場合には
印刷して提出する方法を
検討することになります。
還付される税金がある場合に
eーTaxを利用した場合に比べて
還付されるまでの期間が
多少長くなることがありますが、
システム内でのチェック機能などは
利用できるので、
手書きに比べ、メリットは多いと考えられます。
まとめ
スマートフォンの利用が可能になり
利便性は上がっておりますので、
ぜひチェレンジしてみましょう。
確定申告は
ひとりで悩まずスエナガ会計に
ご相談下さい。
お一人お一人の事情に合わせ
最適な方法をご提案致します。