増税するのに・・・

税金のお話

最近は、増税増税とニュースで
税金について、耳にすることが多くなりました。

昨年までの新型コロナウイルスへの
対応により、国の財政を立て直す時期に
ある現状では、ある程度の増税は致し方ない
部分も理解できます。

が、増税をする前に
今回紹介する「税の無駄遣い」
については、早急な改善を期待したいものです。

昨年度だけで580億円

まずは、先日の日本経済新聞の記事です。

税の無駄遣い、昨年度580億円 検査院報告 – 日本経済新聞会計検査院が7日に提出した2022年度の決算検査報告では、税金の不適切な支出や無駄遣いを指摘した国の事業は344件で、金額www.nikkei.com

#日経COMEMO #NIKKEI

実に580億円の無駄遣いです。

日本の税収65.2兆円に対し、
比率からいえば0.08%程に
過ぎないのかもしれません。

金額が大きいので、
売上高1億円の会社であれば、
8万円程の無駄遣いとなります。

経営に大きな影響を与えるほどの
インパクトではありませんが、
かと言って一般企業では「お咎めなし」
という事もないでしょう。

厳重注意や始末書など
なんらかの再発防止が必要です。

税金をどういう意識で扱っているのか

この580億円のうち、
コロナ関連が3割との事なので、
約180億円程度はあるかと思われます。

大量の未使用品

緊急性を要する事業なので、
ある程度は制度が不備だった事は
想像できますが、
6億円分のマスクや消毒液を
未使用のまま放置する位なら、
他に予算を使った方が
よっぽどよかったのではないかと
思ってしまいます。

一般企業で、6億円も商品を在庫として
残したものなら、
仕入れ部門の責任者は、
かなりの責任を追及されるでしょう。

予算未執行

特に大学生の授業料減免では、
予算の77%が未執行とのことで、
たったの23%しか使っていません

真剣に見込み計画を算定したのか
非常に疑問です。
(「多めにもらっとけ!!」
という精神で計画したのでは・・・)

こちらも、一般企業で
予算77%未達なんて、
そもそもの計画の立て方で
相当追及されると思います。

国に限った話ではありませんが、
もう少し「税金を預かっている
という意識で職務を遂行してほしいものです。

画像

増税をなかなか受け入れられない原因とは

さて、話は増税に戻しますが、
私はある程度の増税は致し方ない
と思っています。

最初にも述べましたが、
過去2~3年の間、
国はかなりの財源を費やしたと思います。

それは、納得しています。

が、先程も言ったように
「税金を預かっている」という
意識が感じられない

とかく、国会議員は
エッフェル塔の前で写真を撮って炎上してみたり
不適切発言を連発してみたりで、
選挙対策で給付金を出してみたり、
とても庶民の感覚とは
かけ離れ過ぎ
ており、何も期待できない。

一般企業で言えば、
本業で利益を上げなければいけないのに
本業以外で目立っている状況
一体何がしたいのかわからない状態です。

社会インフラを使わせてもらっている以上、
納税は義務ですので、
納得感のある振る舞いや使われ方を強く望みます。

そもそも予算のあり方が問題では

私は、過去何度も公務員の方と
仕事をしたことがありますが、
ビックリした内容があります。

予算は使い切らなければ、
翌年度減らされてしまうので、絶対に使い切る

と。

これ、現代の世の中でも、
平気で言っています。

一般企業では、ほぼあり得ません

でも、それが現実です

一度、侵食してしまった
習慣や風土は、
そう簡単には抜け出せないという
典型例でしょう。

最も、そこに疑問を抱かなければ、
一生変わらないでしょうが。

これは、一般企業でも同じです。
一度、沁みついた習慣は簡単には抜けません。

それは、いい事でも悪い事でも。

いくら優秀な改革者がいても、
完全に膿が出切るまでには
相当な時間を費やします。

そういう面では、
管理体制やチェック体制を
常時働かせる環境が重要になります。

まとめ

今回は、税金の無駄遣いについて紹介しました。

現時点では、増税も大事ですが、
支出の削減や無駄の排除も
同じくらい重要です。

会社経営でも、
増益を叶えるためには、
・増収
・支出削減
の両軸で実行すると効果も大きくなります。

ただし、必要な支出と
削れる支出の選別は非常に重要です。

国のレベルだと金額が大きすぎて
実感がわきません。

まずは、足元の無駄な支出から
見直していきましょう。

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