税理士試験(模試)の活用振り返り

税理士を目指す

SNSを見ていると
資格予備校において実施される
税理士試験の模試の結果の投稿を
ちょくちょく見かけます。

税理士試験本番まで
あと1ヶ月のこの時期、
最後の追い込みへ向け
ラストスパートの時期。

令和5年度(第73回)税理士試験公告|国税庁www.nta.go.jp

今回は、自分自身が
受験生時代の模試について、
振り返ってみます。

模試の戦績

それでは、私が税理士試験に
合格した年の各科目の
戦績を見ていきます。

2015年:財務諸表論「A」
2017年:簿記論「S」
2018年:消費税法「A」
2019年:法人税法「A」
2020年:相続税法「B」

先に断っておきますが、
最後の科目「相続税法」は、
悔しくて記録が残っておらず、
記憶だけで書いております。
(が、SとAではなかったことは確かです)

このアルファベットでの評価ですが、
上から順にS→A→B→C→D→E
となります。

この評価から、本試験での合格の可能性を
以下のように定めています。
(あくまで目安です)

S:80%以上
A:60~79%
B:40~59%
C:20~39%
D:20%未満
E:判定不能

では、この評価ですが、
個人的にはあまり重要視していませんでした。

なぜなら、あくまでも
本試験前約50日時点での
上位からの順位でしかないからです。

その時点で「S」や「A」を
獲得できれば、安心はできるでしょう。
50日前時点では。

でも、本番は50日後です。

理想は、50日後にピークを合わせることです。

逆に言えば、
50日前に「S」や「A」を取ると
本番前にピークが来ており、
本番の時にそのピークを
もう一度合わせる事が
非常に辛かったと記憶しています。

でも、少なからず
勉強方法は合っていたことは、
大きな自信になりますが。

ある意味、税理士試験は
本番の時にどれだけ自信もってできるか
が重要だと思います。

画像


相続税法でのピークの合わせ方

では、合格した科目の
合格年の模試の成績から
唯一「B」判定の相続税法ですが、
模試の後は、どうしたかというと
間違えた箇所判断に迷った箇所
洗い出しです。

そうです、間違いノート
徹底的に活用しました。

間違えた箇所は、
覚えた知識が間違っている可能性があるので
その認識の調整を行います。

判断に迷った箇所は、
知識の定着が弱いので
判断のターニングポイントがどこか
を明確にし、知識の定着を図ります。

実は、この迷った箇所が
後々致命傷になることがあるので、
そこは時間を掛けていました。
(それは、後ほど紹介します)

というように、評価が低いと
もっと問題を解こう
と思いがちですが、
私は、この知識の定着のために
時間を割いて
本番に向け、徐々に
得点が上がってくる戦略を取っていました。

知識の定着に間違いノート

受験生の間では、
間違いノートを作っている人も
多いかと思います。

私も、この間違いノート
かなり愛用しましたが、
それは、ある年の受験経験からです。

法人税を受けた初年度(2018年)は、
消費税がメイン科目、
法人税がサブ科目
という位置付けでした。

その年は、
消費税法に勉強時間の多くを割き
法人税法は、隙間に少しやる程度でした。

当然、消費税法は間違いノートを
フル活用していましたが、
法人税法は時間がないので省略

そして本番、
消費税は合格ですが、
法人税法はボーダーラインより
少し下の不合格

この時の法人税法、
正直、頑張れば合格できた
と今でも思っています。

ここでの合格した科目と
不合格の科目の決定的な違いは
間違いノート」です。

翌年、法人税法だけの受験に絞り、
間違いノートをフル活用。
見事に、合格確実ラインでの
合格を勝ち取りました。

その効果を大きく感じる年となりました。

では、何を書くか

間違いノートに何を書くかは
人それぞれでしょうが、
私は、次の二つ。

間違えた問題
・間違わなかったけど、判断に迷った問題

両方大事ですが、
より重要なのは、
判断に迷った問題」です。

税理士試験は、限られた2時間の試験時間で、
求められた法律の条文を書き出し
判断に迷う問題が散りばめられた問題を
一つづつ拾いながら税金を計算し、
解答用紙を作成していきます。

2時間の中に
じっくり考える時間なんて
1秒もありません

では、合格するにはどうするかですが、
迷う時間をなくす」ことです。
これしかないと思っています。

その為には、
練習問題で判断に迷った問題を
そのままにして、
本番でも同じように迷う
事だけは避けたいところです。

だから、迷った問題を間違いノートに書いて
毎日読む」を
連日繰り返すだけです。

問題を解く時間が減っても
毎日読むは必ずやっていました。

そうすれば、確実に
知識の定着度は格段に上がります

捨て問もわかる

毎日読んでると、
どこに何が書いてあるか
覚えてしまいます。

そうなると、自然と
正解すべき問題は正解している
可能性が高くなり、
本番で初見の問題は、
日本中の誰も知らない
思えるようになってきます。

そんな初めて見る問題に遭遇した時は、
間髪入れずに瞬間で判断していました。
おそらく、何のケガも負わないので。

毎日、間違いノートを読んでいると
知らない問題は、
誰も知らないと
自信を持ってスルー出来る
勇気が持てるようになったのも
大きかったです。

何事も、「自信」が大事なので。

まとめ

今回は、受験生時代の
模試について、振り返ってみました。

あと、30日あまり
ここから挽回もできれば
絶不調になることもあります。

最後まであきらめず、
栄冠を勝ち取り、
税理士業界を盛り上げていける人たちが
増えることを、
心から願っております。


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