税理士としてフリーになって数ヶ月、
フリーになる前に感じていたことと
フリーになってから感じたことって
意外と違っていたと感じています。
今回は、フリーになってみて
感じた心境の変化をご紹介します。
やる前の不安で一番大きいのは収入
このほど、フリーランス新法も
成立しましたが、
立場的にはまだまだ弱いフリーランス。
そして、フリーランスになって
最大の不安が収入面。
まずは、収入面の独立前後を振り返ります。
【速報解説】フリーランス新法が成立しました | フリーランス協会ニュース4月28日の参議院本会議で、フリーランス新法案(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律案)が全会一致で可決され、無blog.freelance-jp.org
https://www.cas.go.jp/jp/houan/230224/siryou1.pdf
フリーになる前に
一番考えていたのは、
「どうやって収入を得るか?」です。
当然、サラリーマンのままなら
会社に行って
決められた時間勤務すれば
収入を得ることができていました。
フリーになると、そうもいかず
報酬としてもらえる業務を
している時間以外は、収入は発生しません。
やる前は、この収入がないことに
非常に不安を感じていました。
では、実際に独立後はどうかというと
何とかなっている
という感想です。
独立前は、色々とやりたい事を
考えていましたが、
独立後は、そんなこと言っていられず
できそうなことは積極的に
手を挙げるようにしました。
記帳代行や記事の執筆、
確定申告書チェックや
申告書作成代行などなど。
その気になれば、
インターネット上にいくらでも
仕事はあるので、
選ばなければ、生活していくだけの
収入は確保できると
今では思えるようになりました。
安定的に利益をどうやって確保する?
生活していくだけの収入と
事業として安定するための利益を確保する
のでは、求めるレベルも違うので、
やはりハードルは高くなります。
いかに生活レベルから
安定利益レベルまで引き上げるかは、
大きな課題かと思います。
私の場合、幸いにも
「補助金コーディネーター」の業務を
紹介してもらえ、
週の半分はこちらに従事し、
業務を遂行することで、
ある程度の収入は確保できました。
今後は、利益を安定させる為に
補助金コーディネーター以外の時間で
収入をどれだけ上積みできるかが重要となります。
このような、安定的な収入は
どこから舞い込むかは、
本当にコントロールできません。
今回のケースでも、
知り合いの司法書士の先生からの
紹介でした。
それも、最初は興味があれば
程度のお話でした。
やはり、日頃から
色んな人に会い、
色んな業務の引き出しを持とうと
行動していたことが
成果に結びついた例でした。
最初の間は、収入の柱を一つに絞らず
色々な場面で実績を作ることが
非常に重要かと感じます。
価格の設定
独立前は、
最初は安めに設定して
少しでも受注に結び付けたいと
思っていました。
今は、自分が欲しい金額を
値段にしています。
正直、高いと思う人もいると思いますが、
だからと言って値下げするのも
ちょっと違う気がします。
専門サービス業は、
仕入れがない分、
値下げを要請されがちですが、
かといって、品質を落とすことはできません。
価格が重要な方は、
価格にウェイトが高く、
今後、色んな面で問題も起きそうな
気がするので、
金額で折り合いがつかない人は、
しょうがないと割り切っています。
あくまでも、私自身に共感頂いた方に
自信を持って、自身のサービスを提供する
ことを続けようと思います。
休日は、必ず設定
さて、休日をどうするかも
独立する際、決めておく事が重要です。
私の場合、
自宅起業とのことで、
基本的に休まないつもりでした。
では、実際にどうかというと
日曜日は絶対に休んでいます。
なぜなら、ずっと続ける仕事なので、
この先20数年、無休は不可能と思い
ちゃんと休日は設けました。
独立直後は、
収入面の不安と立ち向かうため、
居ても立っても居られず、
仕事をするかもしれませんが、
休むことも大事と考えています。
適度に休むことも
次へのエネルギーのためには
必要です。
これは絶対です。
お客様対応で、
どうしても日曜日に仕事が必要な場合、
振り替えて休むなど
柔軟に対応していくようにしましょう。
色々な人と会う
独立前は、
基本インターネット集客のため、
そんなに人と会うことは少ないと
考えていました。
実際はというと、
想定以上に人と会う機会が増えました。
名刺を配った枚数は、
勤務時代とは比べ物になりません。
色んな業界の方と
色々な話をしていると
たくさんの気づきがあります。
正直、今すぐ仕事に結びつく
かといえば、そうとは限りません。
でも、繋がりがどこで生まれるかも
わからないのも事実。
目先の売上にとらわれることなく
たくさんの人に会うのは
非常にいいことだと思います。
ただし一つだけ、
ただ会うだけではなく、
何か印象に残ることを
忘れないようにしています。
どんな仕事をしています。
こんなことが解決できます。
など、
簡潔にまとめられた印象的な言葉
が言えるように心掛けています。
また会いたい
詳しく聞きたい
って思ってもらわないと
何も始まらないので。
その印象があれば、
相手が困った時に
困ったタイミングで
連絡をしてきてくれると
考えています。
よって、時間はかかるのは
致し方ないと考えています。
まとめ
フリーとして活動する際の
前と後での考え方の変化を
考えてみました。
率直に
「やってみないとわからない」
とすごく感じます。
と同時に、
もっと早くやればよかった
と常々思います。
今、企業を考えている場合、
色んな引き出しを増やすため、
色んな人に会うことは
非常に重要です。
人と人とのつながりは、
思った以上に強力でした。