自計化について
今日のテーマは自計化についてですが、
まず自計化とは、自社の経理を
自社内だけで完結させることですが、
自計化をするためには、
簿記会計の知識が必須で
難しいイメージがある方も
多いのではないかと思います。
確かに、自計化をするには、
簿記の知識は、あった方がいいのは確かです。
では、どの程度の簿記の知識が必要かというと
私は、仕訳の意味とBS・PLの簡単な知識
があれば充分だと思っています。
ただし、規模が大きくなると
専門知識も必要となりますので、
その場合は、経理の専任者が必要になります。
最近は、会計ソフトも使いやすくなっているので
仕訳の意味がなんとなくわかっていれば
十分、会計ソフトは使用できるかと思います。
自計化のメリット
自計化をすすめるには、すすめるだけの理由があります。
1.業績の把握をスピーディにできる
2.資金繰りの状況を把握しやすくなる
3.金融機関の信用が増す
やはり一番大きなメリットは、
業績の把握を早くすることにより
計画に対する実績の進捗を把握したり
今後の業績予想や資金繰り予測を
素早く行うことができます。
会計事務所に記帳代行すると、
素早い業績の把握は、なかなか難しくなります。
次に自社の経理を自社内で完結できることで
特に金融機関の信用は増すと考えられます。
やはり、自社の数字を自社でしっかり管理すると
信用度は格段に上がると思います。
デメリット
自計化をするには、
自社内での業務量は増えますので
入力に関する時間は確保しないといけません。
よって、作業量を軽減できる会計システムの導入
なども視野に入れながら、
検討することも必要となります。
また、本業が忙しく
日々の記帳作業は面倒ですが、
翌月初旬に売り上げや仕入れが確定してから
日々の記帳をまとめてしていたら
数値の把握は遅くなりますので、
面倒でも、ある程度の周期で
記帳するルーティンは
確立すべきと考えます。
まとめ
自計化には、
簿記の知識や会計システムの導入等が
必要となりますが、
素早い経営判断ができるというメリットを考えると
導入の価値は高いかと思います。